耐アレルギー腕時計ってどのような時計ですか

ウオッチの携帯時に、肌に触れる部分(ケースの胴、裏ぶた、ガラス縁、りゅうず、バンドなどの表面に出ている部品)を、ニッケルアレルギー又は金属アレルギーを生じさせないよう配慮した素材及び表面処理で構成したウオッチを、それぞれ耐ニッケルアレルギーウオッチ、耐メタルアレルギーウオッチといい、現在、市販されております。
これらの商品は予防、再発防止用であり、医療用ではありません。

万一、かぶれた場合は、直ちに使用を中止して専門の皮膚科医に相談し、その指示に従って下さい。

耐金属アレルギーウオッチの種類と定義

耐ニッケルアレルギー
ウオッチ
携帯時に肌に触れる部分をニッケルアレルギーを生じさせないよう配慮した素材及び表面処理で構成したウオッチ。金属アレルギーの中でも症例が多いニッケルアレルギーについて、対策を講じたウオッチである。
耐メタル(金属)
アレルギーウオッチ
携帯時に肌に触れる部分を現在判明している全ての金属アレルギーを生じさせないよう配慮した素材 及び表面処理で構成したウオッチ。

現在判明している金属アレルゲン

金属アレルゲン(メタルアレルゲン)については種々の研究がされおり、現時点で金属アレルギーの臨床例として判明いるものとして、下記13種類を対象としている。(2013年11月21日現在)

金属アレルゲン

Hg(水銀)・Ni(ニッケル)・Co(コバルト)・Cr(クロム)・Sn(スズ)・Pd(パラジウム)・Pt(白金、プラチナ)・Cu(銅)・Zn(亜鉛)・Au(金)・Cd(カドミウム)・Mn(マンガン)・Sb(アンチモン)

※金属アレルゲンの中で発症例多いものを、4大アレルゲン(Hg・Ni・Co・Cr)と称したり、6大アレルゲン(Hg・Ni・Co・Cr・Sn・Pd)と称する場合もある。

(注):本内容は、日本時計協会会員及びその製品に適用されている事項です。