2023年 日本の時計産業の動向(1月~12月 実績値)

一般社団法人日本時計協会(会長:佐藤敏彦)は、2023年における日本の時計メーカー(日本時計協会会員企業)の輸出実績(海外からの出荷を含む)、国内出荷実績、及び総出荷実績(輸出と国内出荷の合計)をまとめましたので発表致します。

完成品の総出荷(輸出と国内出荷の合計)

ウオッチ 数量  49.9百万個 (前年比 4%減) 金額  2,799億円 (同 9%増)
クロック 数量    5.9百万個 (前年比19%減) 金額   155億円 (同 11%減)

1.ウオッチ完成品

  • 輸出(海外からの出荷を含む)
    数量は44.3百万個(対前年比5%減)。機種別では対前年比で水晶アナログは9%減、水晶デジタルは前年並み、機械式は8%増。
    金額は1,874億円(同9%増)。機種別で水晶アナログは2%増、水晶デジタルは16%増、機械式は26%増となった。
  • 国内出荷
    数量は5.6百万個(対前年比2%増)。機種別では水晶アナログが1%増、水晶デジタルは前年並み、機械式で29%増。
    金額は925億円(同11%増)。機種別で水晶アナログは3%増、水晶デジタルは12%増、機械式は32%増となった。

2.クロック完成品

  • 輸出(海外からの出荷を含む)
    数量は1.7百万個(対前年比27%減)。機種別では対前年比で置時計が37%減、掛時計は14%減となった。
    金額は37億円(同20%減)。機種別で置時計は23%減、掛時計は19%減となった。
  • 国内出荷
    数量で4.2百万個(対前年比16%減)。機種別では対前年比で置時計が14%減、掛時計は19%減。
    金額で118億円(同8%減)。機種別で置時計が5%減、掛時計は11%減となった。

参考:ムーブメントベースの総出荷(完成品とムーブメントの合計(輸出+国内出荷))は、ウオッチでは、数量で224.4百万個(前年比16%減)、金額で3,212億円(同6%増)であり、クロックでは、数量で7.0百万個(前年比18%減)、金額で158億円(同11%減)となった。


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