暦(こよみ)の変遷
太陰暦は月の満ち欠けを基準とし、月が地球を1周する周期は約29.53日なので、ひと月を29日と30日とし、1年を12ヶ月とした暦ですが、1年が354日となり太陽暦の1年365日より11日短い暦でした。
これでは毎年、季節が10日あまり遅れてしまい生活に不便です。そこで、この差11日を調整し、1太陽年365日に近づけるために、2~3年毎に1度ひと月のうるう月(閏月)をいれて1年を13ヶ月にしてズレを補正していました。日本の昔の暦もこの方法でした(太陰太陽暦)。
現在の暦は、地球が太陽を1周する周期約365.2422…日を基準とする太陽暦で、4年毎に1日を追加調整するユリウス暦から更に改良を加えたグレゴリオ暦がほとんどの国で使われています。