2010年(平成22年)時計協会トピックス
1 : 2009年、日本の時計産業の動向(確定値)発表(3月10日)
当協会は2009年のウオッチ、クロックの輸出及び国内出荷実績(協会統計)を発表した。日本の完成品の総出荷数量(海外拠点からの出荷を含む)は、2008年第4四半期から始まった景気後退の影響を受け、前年比で、ウオッチでは19%、クロックでは14%の減少となった。 バーゼル・フェアーBASELWORLD(スイス、3月18日~25日)で、広報活動として、ウオッチ、クロックの輸出、国内出荷及び世界生産推計を盛り込んだ英文小冊子を配布した。
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2 : 第12回時計工業会バーゼル国際会議参加(3月19日)
バーゼル・フェアー BASELWORLD(スイス、3月18日~25日)会期中に、第12回時計工業会バーゼル国際会議が開催された。世界の主要時計工業会(日本、中国、香港、韓国、スイス、イギリス、イタリア、フランス、スペイン、ウクライナ)の代表者が出席し、各国の時計生産/輸出入統計及び時計産業の現状に関する情報交換に加え、CITESの輸出入規制、REACH(EU化学物質規制)、RoHSⅡ等について意見交換した。
3 : 日中時計協会交流会 首脳会議を開催(5月17日)
第6回日中時計協会交流会は東京で開催された。両協会首脳及び代表委員が出席し、相互に両国の時計市場の最近の動向について説明し、質疑応答と意見交換が行なわれた。
次回に関して、従来よりも頻繁に会合を開く様に努めるが、遅くとも2年後には中国で開催することが合意された。
4 : 第28回通常総会(5月26日)
5月26日開催の当協会の通常総会で、平成21年度の事業報告案、収支決算案が承認された。又、2010年度の事業計画案及び修正予算案も承認された。更に、セイコークロック(株)の当会代表者が中村吉伸氏から櫻岡宏蔵氏に交替したことに伴い、櫻岡宏蔵氏が後任の新役員(理事)として承認された。
5 : 協会役員選任(7月14日)
7月14日の臨時総会で、シチズン時計(株)の当会会員代表者が、永井康夫氏(社長)から海野幹夫氏(社長)に、シチズン平和時計(株)の当会会員代表者が海野幹夫氏(社長)から川口敦夫氏(社長)に、また、セイコークロック(株)の当会会員代表者が櫻岡宏蔵氏(社長)から久良木博史氏(社長)に交替したことに伴い、後任の新役員(理事)として、川口敦夫氏と久良木博史氏が承認された。
6 : Hong Kong International Watch Forum 2010(9月6日)
ホンコン・フェアー・Hong Kong Watch & Clock Fair(香港、9月6日~10日)の期間中に、時計工業会香港国際会議が開催された。
日本、中国、香港、韓国、スイス、フランスから参加があり、各国の時計生産/輸出入統計及び時計産業の現状に関する情報交換を行なった。
7 : 第18回アジア時計商工業促進検討会(11月13-15日)
アジアの主要国時計商工業会の参加による、2年毎の定期会議が台湾台中市で開催され、11カ国・地域(日本・台湾・中国・香港・韓国・マレーシア・シンガポール・タイ・ベトナム・インドネシア・カンボジア)から合計325名(内、日本は19名)が参加した。
「技術の進化と時計の未来」をテーマにして、総会と分科会で意見交換・情報交換が行われた。次回会議は2012年に香港で開催することが決定された。
8 : 2010年、日本の時計産業の動向(見込値)の発表(12月15日)
当会は、協会統計による2010年のウオッチ、クロック完成品の輸出、国内出荷の動向(見込値)を発表した。
ウオッチでは、輸出は数量で前年比17%増、金額は同14%増、国内出荷は同2%増、金額で同3%増の見込である。また、クロックでは、輸出は数量で前年比14%増、金額で同1%増、国内出荷は数量・金額とも同5%増の見込みである。
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