2009年(平成21年)時計協会トピックス

1 : 2008年、日本の時計産業の動向(確定値)発表(3月3日)

当協会は2008年のウオッチ、クロックの輸出及び国内出荷実績(協会統計)を発表した。日本の完成品の総出荷数量(海外拠点からの出荷を含む)は、第4四半期から始まった景気後退の影響を受け、前年比で、ウオッチでは11%、クロックでは4%の減少となった。 バーゼル・フェアーBASELWORLD(スイス、3月26日~4月2日)で、広報活動として、ウオッチ、クロックの輸出、国内出荷及び世界生産推計を盛り込んだ英文小冊子を配布した。 
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2 : 第11回時計工業会バーゼル国際会議参加(3月27日)

バーゼル・フェアー BASELWORLD(スイス、3月26日~4月2日)会期中に、第11回時計工業会バーゼル国際会議が開催された。世界の主要時計工業会(日本、中国、香港、スイス、イギリス、ドイツ、イタリア、フランス、スペイン、ウクライナ)の代表者が出席し、各国の時計生産/輸出入統計及び時計産業の現状に関する情報交換に加え、CITESの輸出入規制、米国における鉛規制問題、REACH(EU化学物質規制)、電池に関するIATA規則等について意見交換した。

3 : ISO国際会議参加(5月17日~23日、深圳)及び日中標準化作業会(5月16日)

国際標準化機構(ISO)の時計専門委員会(ISO/TC114)会議が6ヶ国、44名の参加のもと、5月17日から23日の7日間にわたり中国深圳で開催された。ウオッチ用硬質ケース、クロックの針取付け部寸法、防水ウオッチ等について専門家による審議が行われた。またISO会議に先立ち、5月16日に日中標準化作業会を開き中国と事前に重要課題について意見交換を行った。

4 : 第27回通常総会(5月27日)

5月27日開催の当協会の通常総会で、平成20年度の事業報告案、収支決算案及び、平成21年度の事業計画案及び収支予算案がそれぞれ承認された。また、新公益法人制度に関し、日本時計協会は「一般社団法人」への移行を選択することが決議された。

5 : 第6回日中知的財産権会議開催(7月3日)

日中時計協会交流会での合意を受けて、知的財産権問題について、中国時計協会と意見交換を行うため、第6回知的財産権会議が広州市で開催された。当協会の知的財産権委員会委員と事務局員(総勢5名)が中国に派遣され、最近の中国における知的財産権侵害状況、取締対策、改善等について意見交換を行った。

6 : 会長、副会長、及び協会役員(理事、監事)選任(7月15日)

7月15日開催の当協会の臨時総会で、セイコークロック(株)の当会会員代表者が櫻岡宏蔵氏(代表取締役社長)から中村吉伸氏(代表取締役)に交替したことに伴い、中村吉伸氏が、後任の新役員(理事)として承認された。又、臨時総会後に開かれた理事会において、新会長に服部真二氏(セイコーウオッチ(株))、新副会長に永井庸夫氏(シチズン時計(株))が選任された。

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7 : 2009年、日本の時計産業の動向(見込値)の発表(12月16日)

当会は、協会統計による2009年のウオッチ、クロック完成品の輸出、国内出荷の動向(見込値)を発表した。ウオッチでは、輸出は数量で前年比20%減、金額で同26%減、国内出荷は数量で同15%減、金額で同21%減の見込である。
また、クロックでは、輸出は数量で前年比27%減、金額で同26%減、国内出荷は数量で同12%減、金額で同16%減の見込みである。