2005年(平成17年)時計協会トピックス

1 : 2004年、日本の時計産業の動向(確定値)発表(2月24日)

2004年のウオッチ、クロックの生産、輸出及び国内出荷実績(協会統計)を発表した。日本の総生産(海外生産を含む)は、ウオッチは数量・金額ともに前年比で減少し、クロックは、数量が微減、金額も前年比減となった。
バーゼル・フェアーBASELWORLD(スイス、3月31日~4月6日)で、広報活動として、 ウオッチ、クロックの生産、輸出及び世界生産推計を盛り込んだ英文広報キットを配布した。
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2 : 日中時計協会交流会(2月28日)

第4回日中時計協会交流会が東京で開催され、両協会首脳及び代表委員が技術標準化、通商問題、知的財産権保護などの共通課題について意見、情報交換を行った。次回交流会を、2007年に中国で開催することが合意された。

3 : 時計工業会バーゼル国際会議参加(4月1日)

バーゼル・フェアー BASELWORLD(スイス、3月31日~4月6日)会期中に、世界の主要時計工業会(日本、中国、香港、インド、スイス、イギリス、イタリア、ドイツ、フランス)の代表者出席による、第7回時計工業会バーゼル国際会議が開催され、時計関税の撤廃・削減、環境保護問題等について意見交換した。米国、及び韓国の時計工業会代表者は欠席した。

4 : ISO国際会議参加(5月22日~27日)

国際標準化機構(ISO)の時計専門委員会(ISO/TC114)会議が5月22日から同月27日の6日間にわたり、韓国のソウルで開催された。8カ国(スイス、フランス、英国、ロシア、中国、インド、韓国、日本)から43名が参加した。

5 : 第23回通常総会(5月25日)

5月25日開催の当協会の通常総会で、平成16年度の事業報告案、収支決算案が承認された。又、平成17年度の事業計画案及び収支予算案も承認された。

6 : 協会会長、副会長及び協会役員(理事・監事)交替 (7月13日)

7月13日開催の当協会の理事会及び臨時総会で、シチズンシービーエム(株)社長が杉本健司氏から鈴木章彦氏に、セイコーエプソン(株)社長が草間三郎氏から花岡清二氏に、リズム時計工業(株)社長が大津學氏から大川康寛氏に交替したことに伴い、後任の新役員(理事)として、鈴木氏、花岡氏、大川氏が選任された。又、新会長に、服部真二氏(セイコーウオッチ)、新副会長に、梅原 誠氏(シチズン時計)が選任された。 更に、板生清氏の監事辞任に伴い、同日開催の理事会で選任された石坂昭夫氏が新監事として承認された。
なお、理事と監事の任期は、2007年7月までとなっている。 
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7 : アジア時計商工業促進検討会の準備会議開催(9月9日)

香港貿易発展局(HKTDC)が主催する香港時計展示会 Hong Kong Watch & Clock Fair が、香港コンベンションセンターで開催された(9月7日~11日)。
展示会会期中に、アジアの主要時計商工業会(日本、韓国、中国、香港、台湾、シンガポール、マレーシア)が集まり、2006年10月に日本で開催されるアジア時計商工業促進検討会の準備会議が、日本が議長となり開催された。

8 : ISOフランクフルト会議(10月10日~12日)

ISO国際規格作成の今後の方針を審議するため、スイス、フランス、ドイツ、中国、日本からの専門家による会議がフランクフルトで開催された。特に、ウオッチ用二次電池については、時計と電池の両業界から専門家が出席し、現状を分析の上、規格化の方向付けを行なった。防水ウオッチ規格の改正については、防水ウオッチの使用環境条件と要求される品質について意見交換し、消費者に判り易く正しい情報を与えられる規格となるよう改正審議を進めることとなった。

9 : 2005年、日本の時計産業の動向(見込値)の発表(12月14日)

協会統計による、2005年のウオッチ、クロックの生産、輸出、国内出荷の動向(見込値)を発表した。日本の生産(海外生産を含む)は、前年比でウオッチが数量・金額とも減少の見込で、クロックは数量・金額とも増加の見込である。輸出(海外からの出荷を含む)は、ウオッチが数量は横ばい、金額は減少の見込みで、クロックは数量・金額とも減少の見込である。国内出荷は、ウオッチが数量は増加、金額は減少、クロックは数量・金額とも増加の見込である。