技能五輪全国大会「時計修理」職種26年ぶりの復活

1985年技能五輪国際大会、1987年技能五輪全国大会を最後に技能五輪から「時計修理」職種が姿を消し本年 2014年に技能五輪あいち大会から公式に復活する事となりました。

当時、技能五輪国際大会では「時計修理」職種競技は9回開催され、金メダル7個、銀メダル2個という圧倒的な強さを発揮、その為か参加国が激減して国際大会そのものが成立しなくなり、技能五輪国際大会も競技が廃止され、今日に至りました。

現在、国内腕時計メーカーは年間6,000万個~7,000万個を生産し、全世界各国で愛用されています。その修理やメンテナンスにかつての国際大会、全国大会のメダリストのメダリスト達が今も活躍し、そのDNAを受け継ぐ若者達が「時計修理」職種が復活した今回の2014年技能五輪あいち大会に向けて、技を磨いています。

第52回技能五輪全国大会

日時 平成26年(2014)11月28日(金)~12月1日(月)

競技日程と競技課題

場所 愛知県小牧市 ポリテクセンター中部

競え!ワザ、つながれ!ココロ、愛・チカラ。

第1日目(11月29日)6時間

  • 課題1 機械時計の修復修理
  • 課題2 クオーツ時計の修復修理

第2日目(11月30日)3時間

  • 課題3 巻真角部の製作加工
  • 課題4 外装の修復修理・加工

<参考資料>

国際大会の優勝者

1970年 第19回日本・東京大会 井桁喜久雄(セイコーサービスセンター) [金]
1971年 第20回スペイン・マドリッド大会 笠井孝悦(シチズン時計) [金]
1973年 第21回ドイツ・ミュンヘン大会 牧野敏夫(リコー時計) [銀]
1975年 第22回スペイン・マドリッド大会 吉田彰彦(セイコーインスツル)[銀]
1977年 第23回オランダ・ユトレヒト大会 竹岡一男(セイコーエプソン) [金]
1978年 第24回韓国・釜山 時計職種競技なし
1979年 第25回アイルランド・コーク大会 塩原研治(セイコーエプソン) [金]
1981年 第26回アメリカ・アトランタ大会 中澤義房(セイコーエプソン) [金]
1983年 第27回オーストリア・リンツ大会 清澤英隆(セイコーエプソン) [金]
1985年 第28回日本・大阪大会 小松郁清(セイコーエプソン) [金]