万年時計にとってたいせつなのは何車?

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ホロロジはかせのちえぶくろ

万年時計がさまざまな時を表せるのは、時計によって針(はり)の回る速さなどがちがうからなんだ。例えば、今わたしたちが使っているのと同じ「西洋時計」は、短い針は半日で1周(1日で2周)して今が何時かを表し、長い針は1時間で1周して今が何分かを表す。「七曜」の時計の針は1週間かけて1周して、きょうが何曜日かを表し、「月齢(げつれい)と旧暦(きゅうれき)」の時計の針(はり)は1カ月かけて1周して、きょうが何日なのかを表すよ。

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時計の針(はり)がさまざまな速度で回る秘密(ひみつ)は、時計の中にたくさん組みこまれた「歯車」にあるんだ。例えば、歯が6つある小さい歯車と、歯が24ある大きな歯車を組み合わせてみよう。すると、大きな歯車が1回転する間に、小さな歯車は4回転することになる。このように、ちがった歯車を組み合わせることで、回転の速さを変えられるんだ。また、回転の向きを右回り(時計回り)にそろえるためにも歯車が使われているよ。万年時計には、大きさや形もちがうたくさんの歯車が使われているから、さまざまな時を表せるんだね。